お客様からAmazonのKindleにコミックをアップしたいとの依頼が入った。
原稿はPDFデータしかないとのことで、とりあえずKDP(kindle direct publishing)から、PDFをアップしてみた。

かなりの時間、サイト上でデータ変換作業が進行し完了のサインが出たので、表示内容を確認したら、吹き出し内の文字がすべて消えていた。
データ内の文字情報を拾い出して全て消すという作業が行われていたようです。あくまで予想ですが、Kindle端末やスマホ、タブレットなどで最適化な表示をさせるために、文字情報を別にデータ保持するための変換作業だったように思います。

文字主体の書籍であれば、これが重要なのでしょうが、コミックでは吹き出しが決まっていて、それを端末に合わせて表示を変更されたらコミックそのものが成り立たない。

kindle comic creator

いろいろググって調べていたら、ようやく「kindle comic creator」というツールが見つかった。ツール上でPDF単ページをすべて「見開き」に直しながら作業。一括で「見開き」にする機能もありましたが、データに「空白ページ」を追加する必要があったので、300ページ近くを手作業で処理しました。

作業完了後に「データ書き出し」を行ったらkindle推奨の「.mobi」というファイルができあがったので、それをKDP(kindle direct publishing)にアップロードしてようやく正常に表示されるようになりました。

また新しい知識が増えました。